歩み続けて120年―伝統が紡ぐ、未来の挑戦 歩み続けて120年―伝統が紡ぐ、未来の挑戦

学校長メッセージ
School principal Message

学校長

大脇 光徳

120周年を迎えて

本校は明治37年都城商業学校として創立して以来、昭和23年の学制改革により都城中学校、都城農学校、都城高等女学校とともに統合され都城泉ヶ丘高校商業課程を経て、昭和32年に分離独立して宮崎県立都城商業高等学校へと変遷してまいりました。卒業生は、新制高校になって約1万8千名、旧制時代を含めると2万名を大きく超える卒業生が地域産業の中心となって活躍してきたことはもちろんのこと、全国各地においても活躍してきた多くの卒業生は、本校を巣立つ生徒の希望の光になっていると自負しております。

これまでの120年に渡る歴史と伝統をつなぎながら、今もなお商業教育の充実を目指して発展している学校として資格取得やICTを活用した新しい学習スタイル、探究活動による視野の広い生徒の育成、そして部活動における人間教育など魅力的な取り組みを実践している学校であります。これまで、本校は地域に根差す教育を実践してきましたが、この地で長く存続し発展できたのは、ひとえに地域のみなさま、多くの卒業生および保護者のみなさまのご理解とご協力があったからであり、心から感謝申し上げます。

学校の校訓は、「進取敢為」「友愛奉仕」「自律礼譲」を掲げ、苦難を押し切って物事に向き合う強い心を持ちながら、知人に対しても見知らぬ人に対しても愛を惜しまず、報酬にとらわれることなく、国家・社会・人のために尽くす人物を育てる。そして自分の決めた規則に従い、わがままを抑え、礼を尽くして他人に接する「人づくり」を実践してきました。これらの校訓は生徒の学校生活に大きく反映しており、部活動の活躍をはじめ、探究活動などに積極的に参加し成果を上げる生徒へと受け継がれています。

時代は明治から令和へ長い時間の流れの中で少しずつ移り変わり、学校の姿や役割もまた大きく変わろうとしています。商業教育が地域産業の振興や企業人としてのビジネス教育であることはこれからも変わらないと考えますが、情報教育や探究活動による問題解決能力の育成など、物や情報を売るための教育から、人と人、企業と企業などを「つなぐ」いわゆるコーディネーターのスキルを身につける教育へと変遷していくことがこれからの本校の商業教育目標であり役割となる生徒を輩出しなければならないと思います。日々刻々と変わる社会の変化や多様な生徒への学校の役割はこれまで以上に重要であることは言うまでもありません。教職員一同力を合わせて教育活動に邁進してまいります。

最後に、日ごろから本校の教育活動に多大なるご支援、ご協力をいただいております県教育委員会及び関係機関のみなさま、歴代の教職員のみなさまに心から感謝申し上げますとともに、120周年にあたり、ご尽力いただきました同窓会、PTAのみなさまに心から感謝申し上げ挨拶とさせていただきます。

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